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ZV68EX.LZH
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□ EX68版 「ZAVAS」 について

 本ソフトは、DOS/V 上で動く EX68 X680000 Emulator で動作するように、当時のソースをもとに新しく改変したものです。過去に発売された X68000版 ZAVAS と同等ではありますが、それをコピーしたものではありません。

 本ソフトは EX68 X68000 Emulator で開発を行いました。同ソフトを開発されました yamama 氏にこの場を借りて御礼申し上げます。また、現在 WinX68k高速版でも動作を確認しております。また、これらのエミュレータを解説した「究極!! X68000エミュレータ」(高木啓多氏著)が(株)秀和システムより発売されておりますので、ご参考にしてください。

 ゲームの内容は(バグも含めて)当時のままですが、いくつかの隠し機能の起動がEmulator で動くように、キーの割り当てなどを変更しました。

  1. IPL起動中に'M'キーを押していると、ミュージックモードになります。
     
  2. ゲーム中'HOME'キーを押すと、意味不明な自称エキスパートシステム"system eeoh"が起動します。コマンドラインを打ち込むと命令を実行します。(WinX68kでは、HOMEキーに[HOME]キーを割り当てる必要があります)
    map display 
     または
    map
    その地方のマップを持っていれば、ミニマップ表示を行います。(アイテムメニューで選択するより楽だ)
    map search
     または
    long range sensor
    地名をカナ(X68000状態)またはローマ字で入力すると、その地名がマップ内にあれば、その方向を示してくれます。
    short range sensor ダンジョン内において、周囲のイベントトラップ領域をスキャンします。
    auto report モンスターレベルや、会話時などに発生したゲーム内の処理を適宜報告してくれます。
    weapon report 武器や防具名を入力すると、パラメータや所有可能のメンバーを表示してくれます。
    enemy report 戦闘時に敵の名前を入力すると、パラメータを表示してくれます。
    help または ? コマンドヘルプを表示します

    コマンドや地名などは多少いい加減でも適当に解釈します。
    これは実は、当時PC88版をX68000に移植する際、ゲーム資料が何もないため、デバッグをかねてゲームを進める際に自分用にヒントやヘルプ表示を行えるようにしたものです。ずるっこ!
     
  3. 超越した戦闘数に疲れてきたら、ESCボタンでメニューを表示させ、勝ちたい! 勝ちたいっ!!! 'W'in!! っと英語で念じてその心をとあるキーに込めて押しながら、1)の「逃げる」を選択してください。(ダンジョン内の戦闘に限ります)

□ 圧縮ファイルの内容

  +--ZV68SYS.XDF    ZV68K システムディスク
  +--ZV68DTA.XDF          データディスクA
  +--ZV68DTB.XDF          データディスクB
  +--ZV68USR.XDF    セーブ用ブランクディスク

 ZV68EX.LZH には、本ドキュメントと EX68 で使用する ZAVAS の FDイメージファイルが格納されています。

インストール (FDイメージ起動)

  1. EX68 X68000 Emulator 環境をインストールする
  2.  EX68 X68000 Emulator のインストールは、 EX68 (X68000 Emulator for Windows95/98/NT/2000 を参考にするか、後述の ◇ EX68 Emulator 環境の構築 を参考にしてください。また、これらのエミュレータを解説した「究極!! X68000エミュレータ」(高木啓多氏著)が(株)秀和システムより発売されておりますので、ご参考にしてください。

    CPUクロックは 10MHz を選択した方が安定します。

  3. ZV68EX.LZH をダウンロードし、ファイルを展開する

  4.  ZV68EX.LZH に含まれる XDF ファイルを EX68 をインストールしたディレクトリなどに展開しておきます。

  5. EX68 より ZAVAS-68K を起動

  6.  EX68 を起動し、画面左上に表示されているパネルダイアログのFDDの一番上をクリックし、 ZV68SYS.XDF を指定します。
    (*Drive 0 にシステムディスクを挿入するイメージ)

     同様に、FDD の二番目には ZV68DTA.XDF を指定します。
    (*Drive 1 にデータディスクAを挿入するイメージ)

     EX68を再起動するか、EX68のメニューの switch から reset を選択すると、 ZAVASが起動します。

    (GLODIA IPL 起動中に 'M' キーを押しておくと、ミュージックモードになります)

インストール (HDDイメージ起動)

  1. EX68 X68000 Emulator 環境をインストールする
  2. EX68 Emulator 内でハードディスクのイメージを構築する
     後述の ◇ EX68 Emulator HDD環境の構築 を参考にしてください。

  3. ZV68EX.LZH をダウンロードし、ファイルを展開する

  4.  ZV68EX.LZH に含まれる XDF ファイルを EX68 をインストールしたディレクトリなどに展開しておきます。

  5. EX68上で ZAVAS-68K を HDD インストールする
     後述の ◇ EX68 ZAVAS の HDD インストール を参考にしてください。

  6. EX68 より ZAVAS-68K を起動

  7.  EX68 を起動し、画面左上に表示されているパネルダイアログのFDDの一番上をクリックし、 ZV68DTA.XDF を指定します。
    (*Drive 0 にデータディスクAを挿入するイメージ)

     また、必要に応じて FDD の二番目にZV68DTB.XDF を指定します。
    (*Drive 1 にデータディスクBを挿入するイメージ)

     ZAVAS-68K をインストールしたディレクトリで GLODIA IPL を起動します。

    	>CD ZV68
    	>IPL

    (GLODIA IPL 起動中に 'M' キーを押しておくと、ミュージックモードになります)


EX68 Emulator 環境の構築

  1. EX68 をダウンロード
    	ex68v???.lzh
  2. 関連ファイルをダウンロード
    	humn302i.lzh
    	x68biosx.lzh
  3. 各ファイルを展開する
    3.0 ZAVAS をインストールするフォルダを用意する
    
    3.1 EX68 の展開
    	・"ex68v???.lzh" を解凍する
    	・解凍後に現れる x68sound.zip をサブフォルダ(x68sound/など)に解凍する
    	・x68sound.zipの解凍後に生成される "x68sound_lite.dll" を EX68 の
    	  ディレクトリに "x68sound.dll" としてコピーする
    	・解凍後に現れる x_windrv.lzh をサブフォルダ(x_windrv/など)に解凍しておく
    3.2 関連ファイルの展開
    	・"x68biosx.lzh" をサブフォルダ(x68biosx/など)に解凍する
    	・x68biosx.lzhの解凍後に生成される "iplrom??.dat" を EX68 の
    	  ディレクトリに "iplrom.dat" としてコピーする
    	・humn302i.lzh をサブフォルダ(humn302i/など)に解凍しておく
  4. EX68 の起動
    ・EX68.exe を起動する
    ・最終的に「エラーが発生しました。リセットしてください」と出るが、
      あわてずに画面左上に表示されているパネルダイアログのFDDの一番上をクリックし、
      "humn302i/human302.xdf" を指定する。
    ・EX68を再起動するか、EX68のメニューの switch からresetを選択する。
  5. EX68 の設定
    ・EX68 の option をクリックする
    画面
    ・特に変更なし 
    MPUクロック
    ・クロック上限は 10MHzを選択
    サウンド	
    ・FM音源カード は X68Sound をチェック
     (エラーが出る場合は、x68sound.dllが正しい名前で
      コピーされていない)
    ・X68Sound Option : 22050 をチェック
    その他
    ・"Windrv に FDを割り当てない" をチェックしておく
    ・"ウィルスの疑いを警告する" は、多分いらないでしょう
      (ディスクイメージやHDDイメージを初期化するたびに警告が出る)
    マウス/キーボード
    ・マウスエミュレーション : マウスem iocs をチェック
    STICK
    ・JOY 1 Windows : キーボード+ZX を選択
    以上はあくまでうちのDOS/V機の設定なので、必要に応じて設定を調整してください。

 以下は、ZAVAS を HDD イメージで起動するために、EX68 エミュレータ内で HDD のイメージを構築するための設定例です。HDD イメージを構築するには 10MB 以上の空き容量(HDDイメージファイル)が必要です。
 ほとんどの作業は EX68 エミュレータ内すなわち、Human68(DOS)コマンドプロンプト上での操作となります。ハードディスクをフォーマットしたりとか一見やばそうな操作も出てきますが、すべてエミュレータ内の擬似環境の中の物語なのでDOS/Vのファイルやレジストリなどに影響はないはずです。

EX68 Emulator HDD イメージの構築

  1. HDD イメージの生成
    6.1 HDドライブ数の確保
    	・Human68(DOS) のコマンドプロンプトから、"SWITCH"と入力してリターンする。
    		>SWITCH
    	・上下キーでHD_MAX を選択し、リターンする。
    	・上下キーで 1 に設定し、リターンする
    	・終了を選択し、リターンする
    	・Yキーを押す
    
    6.2 HDD イメージのフォーマット
    	・プロンプトから、"FORMAT"と入力してリターンする。
    	・上下キーでハードディスクを選択し、リターンする
    	・装置初期化をリターンする
    	・10Mをリターンする
    	・Yキーを押す
    	・上下キーで領域確保を選択し、リターンする
    	・容量をリターンする
    	・10 と入力し、リターンする
    	・ボリューム名はご自由に。(ただし、'ZAVAS'とかすると、
    	  ZAVASディレクトリをmkdirできなくなりますので注意してください)
    	・上下キーで実行を選択し、リターンする
    	・Yキーを押す
    	・上下キーで終了を選択し、リターンする
    	・「再起動が必要です」と表示されるので、Yキーを押す
    	再起動後、
    		>DIR C:
    	などとして、C ドライブに HDD イメージがあることを確認する。
    
    	注意 (まだ FD 起動とする。HDD 起動してしまった場合は、画面左上に表示されている
    	パネルダイアログのFDDの一番上をクリックし、humn302i/human302.xdf を指定し、
    	EX68の画面から switch -> reset を選択する)
    
    6.3 Human68k のインストール
    		>COPYALL /t A:*.* C:
    	として A:ドライブのFDDイメージのファイルをC:ドライブ(HDD)に転送する
    		>C:
    	として C:ドライブ(HDD)に移動
    		>COPY ETC\CONFIG.HD CONFIG.SYS
    	として HDD 用の CONFIG.SYS をコピー
    		>COPY ETC\AUTOEXEC.HD AUTOEXEC.BAT
    	として HDD 用の AUTOEXEC.BAT をコピー
    
    6.4 HDD で再起動
    	・画面左上に表示されているパネルダイアログのFDDの一番上の"EJECT"をクリックし、
    	  FDD のない状態にする。
    	・EX68の画面から switch -> reset を選択する
    
    6.5 WINDRV.SYSのインストール
        (X6800 Emulator から DOS/V のファイルが覗けるようになります)
    	・画面左上に表示されているパネルダイアログのFDDの一番上をクリックし、
    	  "windrv/fd1.xdf"を指定する。
    		>COPY B:WINDRV.SYS
    	として WINDRV.SYS をコピーする
    		>ED CONFIG.SYS
    	としてエディタを起動し、最下行に "device=windrv.sys" と打ち込んで、
    	ESC X として終了させる
    	または、コマンドプロンプトから 'type b:config.sys >> config.sys' と
    	打ち込んで強引に結合する。(失敗してCONFIG.SYSが壊れた場合は、
    	copy etc\config.hd config.sys として復活させる)
    
    6.6 その他
    	・お好みで、AUTOEXEC.BAT に PROMPT=$P$G を加える。
    		>ED CONFIG.SYS
    	としてエディタを起動し、最下行に "PROMPT=$P$G" と打ち込んで、
    	ESC X として終了させる
    	または、コマンドプロンプトから  'echo PROMPT=$P$G >> autoexec.bat' と
    	打ち込む
    パネルダイアログのFD を EJECT し、EX68画面の switch -> reset で再起動する

EX68 ZAVASのHDDインストール

  1. SYSTEMディスクの転送
    ・EX68 を起動します。FDDは EJECT 状態にし、HDD から立ち上がるようにします。
      起動後、画面左上に表示されているパネルダイアログのFDDの一番上をクリックし、
     ZV68SYS.XDF を指定します。(*Drive 0 にシステムディスクを挿入するイメージ)
    
    	>COPYALL B:\*.* ZV68
    として、システムディスクの内容を ZV68 ディレクトリに転送します。(ディレクトリは
    自動的に作成されます。ディレクトリ名は適当に変えることも可能ですが、後述の
    ZAVAS.SYS の編集などに適用する必要があります。また、ボリュームラベルと同じ名前は
    使用できません)
    
    	>MKDIR ZV68\SAVE
    として、セーブ用のディレクトリを作成しておきます。
  2. CONFIG.SYS の編集
    	>ED CONFIG.SYS
    としてエディタを起動し、最下行に "device=ZV68\MDEVICE.X" と打ち込んで、
    ESC X として終了させる
    
  3. ZAVAS.SYS の編集
    	>ED ZV68\ZAVAS\ZAVAS.SYS
    としてエディタを起動し、'SYSTEM' と 'USER'の指定を以下のように書き換えます。
    
    	SYSTEM=A:\ZV68
    	USER=A:\ZV68\SAVE
    
    ESC X として終了させます